eX-MEN 第4話 「BRIT」

 

勢いでテレビ局を後にした2人だが、これからのあてはなかった。

 

大森「仕方ないからお互いに大学に行きながらこれからのこと考えようぜ」

 

牛乳「ああそうだな。その間に能力も高めておこう。」

 

大森は便應大学、牛乳飲みたいは一出(ひとつだし)大学に通っている。いわばエリートだ。

 

2人はしばらくは社会情勢を見守ることにした。

 

しかし、翌日。

 

牛乳飲みたいは大学での講義を終え、帰宅しようとしていた。

すると、後方から赤いスポーツカーが爆音で迫ってきた。

スポーツカーは牛乳飲みたいの前で急ブレーキをかけた。

 

中からタンクトップの男が現れる。

高級そうな車からこんな男が出てくるとは思わなかった。

彼のタンクトップははちきれんばかりに伸びていた。逆三角形の上半身に太い腕。まさにマッチョである。

 

「やあ、牛乳飲みたい君。今日は君に用がある。」

 

今まで相手にしてきた雑魚とは明らかに違う雰囲気に牛乳飲みたいは怯みかけていた。

 

「おや、俺の強さにビビってるのかい?でもそれは俺の強さに気づけるってことだ。流石はeX-MANと言ったところか。」

 

牛乳「お前、何者だ!」

 

「名前なんてない。ただ言えるのはBRITのボスってことくらいだ。」

 

牛乳「BRIT・・・!!じゃあミスターWを殺したのもお前の指示なのか!?」

 

「あいつは邪魔だったんだよ。俺の作りたい世界にはね。」

 

牛乳「てめえ、ぶっ殺す!!」

 

牛乳飲みたいはリュックから牛乳パックを取り出した。

初夏の陽気に晒された牛乳はすでに腐り切っていた。

 

牛乳を一気に飲み干し、パンツを下ろす。

 

おれはうんこを漏らした。

 

牛乳「さあ、バトル開始だ!!」